カテゴリー: 職務経歴書

介護職経験者向けの応募書類の書き方

介護業界で他の施設に転職を希望するときは、書類選考に通るためのコツがある。転職希望先に提出する書類は、一般的には履歴書と職務経歴書が挙げられる。履歴書には、学歴や職歴などの基本的な自身の情報を記入し、職務経歴書はこれまでの勤務先や業務を記載するが、職務経歴書の書き方には、時系列に沿って職歴を書いていく方法と職種ごとに業務をまとめて書いていく方法の2種類があり、どちらを選ぶかがポイントになる。介護業界での実績が豊富な場合は職種や資格ごとに経験した業務をまとめ、経験が少ない場合は、時系列に沿って経歴を書く方法が適しているのだ。

それから、過去の勤務先については、施設名と業務内容を具体的に記載するようにしてほしい。その際、単に職歴を書き連ねるのではなく、その時の自分の担当業務と実績、そして自分がどのような気持ちで仕事に臨んでいたのかをアピールするように記載することが重要だ。自分の仕事に対するスタンスには、「利用者が笑顔で過ごせるように接したこと」や「常にスキルアップを意識して仕事に取り組んだこと」など、施設側が働きぶりを想像できる内容にするといいだろう。

また、転職希望先の施設は、応募者がなぜ転職しようとしたのかを知りたがる傾向にあるので、その点も明らかにしておくと安心してもらえるはずだ。「資格を生かしたい」「キャリアアップをしたい」「より利用者と密に接する仕事がしたい」など、自分の希望を今までの経歴と照らし合わせて表すと説得力がある。さらに、志望動機も転職先の施設の特徴をしっかりと捉えた上で、自分の考え方と関連づけて書けば、かなり好印象を与えられるだろう。